空飛ぶランタン

シチュエーションCDの感想

親愛なるタナトス 第三巻 残夢

久しぶりのブログすぎて書き方を忘れました!あかりです!

今回ご紹介するのはこちら!

「親愛なるタナトス 第三巻 残夢」

ふせったーで書いたら文字数多くなりすぎたのでブログに持ってきました。

今回は今までの記事と違ってあらすじはあんまりたどってないです。

それでもよければどうぞ!

 

シリアルキラー出てくるヤバイCDの感想

 

親愛なるタナトス 第三巻 残夢

親愛なるタナトス 第三巻 残夢

CV:茶介 レーベル:カナリアレコード

 

最後まで聞くとタイトルの【残夢】に納得させられる。

いつまでも夢が忘れられず、取り戻そうとした人の話。

 

まあそれはもうたくさん名シーンがあったんですが地味にウワァ……て思ったのは「追想」で垢抜けてオシャレになったヒロインを褒めながら

「本物なのかなって」

「昔は大人しい印象だった」

「いつも自分の後ろをついて回ってたのに快活になったね」

って自分の理想とかけ離れてしまったところを指摘していったところかな


こいつ……ヤバイやつだ!!!!ってなったのはヒロインがいない間もヒロインを感じたくて年齢と背格好が似た女の子をさらって、理想と違うとわかるたびに始末してた遥さんが「人数なんて覚えてないけど地下を見ればわかるんじゃない?」って言ったところ。

聞けばわかるけど罪悪感/Zeroの言い方がうますぎる。聞いて。


あと今回のセッ!シーンめちゃめちゃ気持ち悪くて最高ですね!
ヒロインに舐めさせて飲ませようとしたら抵抗されたせいで顔にかかっちゃったんだけど、それ見て「本当は飲んで欲しかったけど、これで少しは化粧も落ちるかな」っていうの本当気持ち悪いよ。
あとヒロインの写真使ってたくさん一人でしたことを本人に見せながら伝えるのが気持ち悪かった(好き)

優しいんだけど気持ち悪くて怖い!これにつきる。


最終トラックの「夢違え」って「悪い夢を見たときに災いを避けるためにするおまじない」という意味というらしいです。

だんだん成長して大人になっていくヒロインは遥さんにとって悪い夢だったんだね。

だって彼の理想は「大人しくて清楚な少女だった頃のヒロイン」だから。

遥さんがした災いよけのおまじないは

  • ヒロインの服を遥さん理想の服に着替えさせる
  • ヒロインの化粧・マニキュアを落とす
  • ヒロインのピアスをはずして捨てる
  • ヒロインの髪を切り、黒く染め直す

異常。間違えた以上です。

ちなみにアニメイト特典にはピアス穴がふさがってきたことを喜ぶ遥さんがいます。


タナトスシリーズの共通点として「親から愛されなかった」っていう背景があるけど遥さんはタナトス3人の中でいちばん親から愛されたかった人だった。
ヒロインを好きになったのも自分の親が「理想の娘」としてヒロインに愛情を向けていたから。理想の女の子であるヒロインを好きになれば、自分も好きになってもらえるかもしれない。だから彼女が好きになった。

遥さんがヒロインに向ける「愛」は瀬尾くんと万里くんとは根っこのところが違う。
そんなだからか、遥さんが本性を現したあとにヒロインに向けた言葉はきついものが多かった。
理想と違うファッションを好む彼女に「こんな服が好きだなんて本当に趣味が悪くなったね」って言ったときはちょっとびっくりした。
基本的に子供に言い聞かせるような口調だったのは十年前の理想の女の子だったときのヒロインで遥さんの時間が止まっていたからなのかな。


あとこれヒロイン非処女だよね?

どうでも良さそうで良くないポイント。
遥さんの中の理想と現実が一致しているポイントが作中にいくつか出てきたんだけど、それがあったからこそ「昔と同じにしないといけない」という遥さんの情熱が激しく燃えてしまったように感じた。


アニメイト特典「追壊の棘」


追懐

昔をなつかしく思い出すこと (大辞林


普通はこう書くけど、この特典のタイトルは「追の棘」不穏だね。


大切な写真を破ってしまったヒロインを叱るときの話し方がまんま小さい子に言い聞かせる言い方で徹底してるな〜と思ったけどお仕置きはする。
お仕置き中に現状に絶望したヒロインが「死にたい」って口にしてしまったことから遥さんの怒りが爆発。


「うるさい女は嫌いなんだ」

 

これ今まで何度繰り返して言ったのかな。
首を絞める音が長く長く続き、また穏やかな遥さんに戻る。
最後は「もっと早く君の時間を止めればよかった」で終わり。
完全にやっちゃってますよね。言い逃れできないですよね。


このあとはどうするんだろう。出来損ないが捨てられている地下室には入れないよね。しばらく一緒に暮らすんだろうか。昔みたいに大人しく、遥さんの理想であった頃に戻った彼女と。
きっと遥さんは後追いはしない。崩れて一緒にいられなくなったら思い出の写真を見て懐かしむんだろう。娘と連絡が取れなくなったことを不審に思った両親によって事件は割とすぐに発覚すると思う。地獄が待ってるね。


総評!
カナリアレコードのヤバいシリーズの第3巻はめっちゃヤバい