203号室の隣人は鍵束一つ残して消えた

ド久しぶりの感想ブログ！書き方を忘れたので勢いのままいきます！

今回聞いたのはこちら！

追記からネタバレ感想

教訓！ストーカーする相手はちゃんと選ぼう！！

ヒロインは隣に住む凪人さんが好き！

だけどどうやって近づけばいいかわからないから、こっそり尾行したり、無記名のラブレターをポストに入れたり、凪人さんが出したゴミをこっそり分別してあげちゃう（お手紙で注意もする）恋する乙女

対して凪人さんは「最近ストーカーさんが出るんだよね〜あ、これこの前ストーカーさんがくれた紅茶だけど飲む？」っていう穏やかでちょっと不思議な人。

……と思いきや実はヒロインがストーカーになる前からヒロインのことをストーキングしてたし、人を殺したこともあるし、女の子を何人も快楽堕ちさせてなんやかやしたこともあるヤバイ組織の構成員でした。ウソだろ……

良心の呵責に耐えきれなくなったヒロインが凪人さんの前から姿を消すために引越しを決意して最後の挨拶をしに行ったことで、凪人さんはヒロインがいなくなる前に彼女を自分のものにしてしまおうと行動に移ります。

定番の写真まみれの部屋〜〜！！からの「君は俺の写真持ってないの？駄目だよ〜好きな人の写真を持つのはストーカーの基本でしょ」ってダメ出しされるのは笑った

尾行したり手紙を出したりするのに部屋に忍び込んだり直接的な接触を図ってこないピュアピュアなストーキングが新鮮で楽しくて気がついたらヒロインが大好きになってたんだって

「後をつけられてる最中ってすごくワクワクするんだね！今まで俺が尾行してきた子たちもこんな気持ちだったのかな」ってしみじみ言うシーンあるんだけど絶対違うと思う！

凪人さん頭のネジが50本くらい飛んでるから聞いててめちゃくちゃ楽しいです！

思ったより怖い人だったことに気づいたヒロインが「もう好きじゃない」って言ったら悲しいよ〜アピールした後に「そういうこと言われるくらいなら殺したあとにエンバーミングして綺麗なまま置いておく方がいいかも！」って言う。そういうとこが怖いんだ。

女の子に痛い思いとか苦しい思いをさせるのは好きじゃないから暴力ゼロ！優しい！でも拘束と言葉攻めはするよ！

一方的なラブラブセッ！って気持ち悪くてすごく好きです。

凪人さんはヒロインと両思いだと思ってるので「君も嬉しいでしょ？」とか「ストーカーしてた男の裸はどう？理想通り？」とか同意を求める発言が多いです。最高。

最近ツイッターでよしよし陵辱なるワードを見かけたんですがこの作品はそれに近いものがあると思います！

凪人さんのヒロインに対する口調が子どもに言い聞かせる時の口調っぽくてそこが個人的にめちゃくちゃ刺さりました。

「めっ！だよ」とか「も〜！騒いだらめっ！って言ったでしょ！コラー！」とかね、私以外にも刺さる人いると思います。

ラスト。

大きなキャリーバッグを持って恋人と旅行に行こうとした凪人さんが管理人に「隣の部屋の住人が行方不明になった」と話しかけられます。

心配そうなそぶりを見せるも、出発時間が迫っているからと管理人さんと別れた凪人さんが最後にポツリと一言。

「まあ、お隣さんは二度と見つからないと思うけどね」

一体あのキャリーバッグには何が入ってるんでしょうね〜全く見当がつかないなぁ〜

内容が綺麗にまとまっててとてもおもしろかったです！DL数に応じた特典もあるみたいなので気になった人は購入してください！ぜひ！

以下、私のお気に入りポイント

ここまで読んでくれた方ありがとうございました！！！！

空飛ぶランタン